『大芝祭りに出たいです!』
高校生たちからの申し出がありました。
昨年から強い要望が出ていたのですが
実はまったく眼中にないイベントであり
正直、二の足を踏んでいました…😅
本来、イベント出演というのは
先方からの依頼があって成り立つものであり
こちらから出させて下さいという経緯は
今までほとんどありません。
そんな中、どうしても出たいという
ブロッサムたちの熱意に押され
出演を決めました。
そのかわり、そんなに出たいなら
祭り前の調整会議に出席するように
と、条件を出しました。
イベント出演するには
ただ、楽しんで演技をするだけでなく
そのためには
どういう段階を踏んで成立するものなのか
裏側の世界も知って欲しかったのです。
また
そのことによりイベント出演を他人事にせず
自分たちの責任と自覚でより良い
行動をとってもらいたいと願いました✨
そして
ようやく迎えた本番はまさかの雨
湖上ステージはベニヤ板で出来ているので
雨の場合は滑って危険だから辞退する
つもりで臨みました。
出演30分前から降ってきた雨…
皆、祈る気持ちで何度も何度も空を
見上げていました。
ここまで来たら何が何でも出たい!
ここまで来たら演技させてあげたい!
一つ前のチームが出番を終える直前まで
濡れたベニヤ板とにらめっこしながら
どうしよう
どうしよう
と、自問自答を繰り返しました
やらせるか
やらせないか
こんな直前まで判断に悩んだ事は
今だかつてありませんでした
出番直前になると会場スタッフさんたちが
ワイパーを使ってステージ上の水を
必死で取り除いて滑らないように
整えてくれました。
大分、板の状態も良くなってきました
何より
ブロッサムたちの何としても演技するんだ!
という気迫と視線が突き刺さり…
もう今さら棄権するという選択は
いつしか消えていました。
この娘たちなら大丈夫!
信じて送り出すしかなかった瞬間でした
落ちついて
普段どおりやれば大丈夫!
そんな言葉しか出てきませんでしたが
間近であの娘たちの最高に輝いた笑顔を
見たら、小雨も吹っ飛んでいって
しまいました
という技もかろうじてキマリました
今回はラストの一部の数秒間のダンス以外は
すべてスタンツのみの構成という
めちゃくちゃハードな演技内容でした。
難易度の高い技もたくさん盛り込んだので
1曲動くだけでかなりの体力消耗です
ステージ上の水取りをしてくれては
ありましたが、結局手をついた時に
滑ってしまい、予定どおりの形に
ならなかった箇所もあり…
落下しかけた箇所もあり…
決して満点を出せる出来栄えではありません
でしたが、悪条件の割には成果を
出せたと思います
ケガもなく無事に終えられて
安堵の想いでいっぱいでした
会場スタッフの方々
送迎していただいた保護者の皆さま
雨の中、ありがとうございました
特に
観に来ていた保護者の皆さまは
悪条件の中での娘の出演ステージを
冷や冷やしながら見守っていてくれた
ことと思います
心配をおかけして申し訳ありませんでした。
難易度の高い技が増えると
心配事も増えますが
そんな心配をさせなくて済むよう
日々の練習をしっかりさせて
取り組んでいこうと思います